SBI:日本株業務拡大へ、みずほの宇田川氏を役員に起用

  • 欧米拠点の設立を検討、海外機関投資家向けビジネス強化で
  • 宇田川氏はUBS証を経てみずほ証でエクイティ本部副本部長を歴任

SBIホールディングスが国内外の機関投資家向け日本株業務拡大のため、みずほ証券のエクイティ本部副本部長だった宇田川宙氏を役員に起用したことが分かった。

  宇田川氏(43)は9月1日付でSBI証券に入社、執行役員常務としてエクイティ部門を統括、海外機関投資家向けビジネス強化のため欧米での拠点設立を模索するという。ブルームバーグが入手した社内メモで明らかになった。

  SBIHDは証券業務を中核とする金融コングロマリット。時価総額では野村ホールディングス、大和証券グループ本社に続いて3番目の規模を持つ。同社は個人投資家向け業務だけでなく、ホールセールにも力を入れている。香港では7月から機関投資家向けの営業や日本株の取引受注を行っていて、シンガポール拠点も近く新設する予定だ。

  SBI経営企画部の安岡萌氏は、宇田川氏の採用などメモの内容について確認したが、詳細については言及しなかった。

グローバル・オファリング

  宇田川氏はUBS証券で約17年勤務した後、2016年にみずほ証券にエクイティ本部副本部長として入社した。UBSでは株式業務に従事、機関投資家営業部長、ディストリビューションのグローバルヘッド、共同株式本部長などを歴任した。

  今後は海外拠点を軸に、日本企業による新規株式公開(IPO)などを海外投資家に提供するグローバルオファリングを手掛けたい考えだ。また、クレディ・スイス・グループで株式調査部門を率いていた遠藤功治氏が16年に入社して以降、SBI証はアナリストの採用によりリサーチ業務も強化している。

  SBIHDの2018年度第1四半期(4月ー6月)決算は、純利益が200億円と前年同期の67億円から増益、営業収益も33%増え、913億円だった。時価総額は22日時点で約6458億円。

英語記事:SBI Hires Udagawa From Mizuho to Bolster Japan Equities Business

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