ニコンがフルサイズミラーレスに参入、一眼カメラでソニーを追撃

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  • 675グラムと一眼レフの半分以下、44万円前後とソニーと真っ向勝負
  • ミラーレスで「ナンバーワン、一眼レフも維持かトップへ」と牛田社
Photographer: Keith Bedford/Bloomberg
Photographer: Keith Bedford/Bloomberg

ニコンは23日、光を感知するイメージセンサーのサイズが大きく高画質の写真が撮れるフルサイズのミラーレス一眼カメラを9月下旬に発売すると発表した。構造が単純で軽いミラーレスはプロカメラマンからも人気で、ニコンは最高級機種の分野で先行するソニーを追いかける。

  発表によると高級モデルの「Z7」は大口径マウントに最新鋭センサーや画像処理機能を搭載する。11月下旬には扱いやすい「Z6」も投入予定。重さはいずれも一眼レフの最上位機種「D5」の半分以下。市場想定価格はZ7が44万円前後、Z6が27万円前後。既存の一眼レフカメラのレンズも使用できる。

フルサイズのミラーレスを発表する、ニコン・牛田社長

Photographer: Keith Bedford/Bloomberg

  牛田一雄社長は会見で「ミラーレス市場シェアでナンバーワン。一眼レフでも最低シェア維持かナンバーワン」を目指すと意欲を見せた。御給伸好常務(映像事業部長)は、「一眼レフにアドバンテージを見出す方もいる」と一眼レフ市場も継続して重視していく姿勢を示した。

  ニコンはスポーツを中心としたプロ向け市場でキヤノンと市場を長年独占的してきたが、昨年フルサイズミラーレスの「α(アルファ)9」を発売したソニーが使いやすさや画質の高さを売りに新たな市場を作り始めていた。ニコンはそこに参入する。キヤノンもミラーレスの「最高級」製品を近く発表する見通しだ。

  ソニーのα9の販売価格は44万8000円(税抜き)、重さは673グラム(バッテリー込み)。ニコンのZ7は675グラム(同)で価格、重さともソニーと競合する。長年プロカメラマンが重用してきたデジタル一眼レフではニコンとキヤノンが市場を二分してきた。フルサイズミラーレスだけを見るとソニーがトップシェアを握る。

(第3、5段落に社長・常務コメント、価格などについて追加しました.)
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