FOMC議事録:当局は追加利上げの用意-経済が軌道維持なら

更新日時
Photographer: Andrew Harrer/Bloomberg
Photographer: Andrew Harrer/Bloomberg

米連邦準備制度理事会(FRB)が22日公表した連邦公開市場委員会(FOMC)会合(7月31日-8月1日)の議事録によると、経済が現在の軌道を維持する限り、当局には追加利上げを実施する用意があることが示された。

  議事録では「入手するデータが引き続き現在の経済見通しを支えれば、政策緩和をもう一歩解除するのが近く適切になる可能性が高いことを多くの参加者が示唆した」と記された。

  また議事録は、フェデラルファンド(FF)金利誘導目標の「さらなる漸進的な引き上げ」は、「経済活動の持続的拡大、力強い労働市場、およびインフレ率が中期的に委員会の対称的な2%目標付近で推移することと合致する」と記述。多くの当局者は、「声明での金融政策スタンスに関する委員会の表現を見直すことがそう遠くない将来に適切になる可能性が高い」と述べ、政策スタンスを緩和的と表現するのは、「かなり近いうちに適切でなくなる」と予想した。

  FOMC会合では、上振れ・下振れリスクに関する議論に多くの時間が費やされた。一部の参加者は「潜在成長率を上回るペースでの経済成長が長期間続いた場合、インフレ圧力や金融不均衡の強まりを招き、ゆくゆくは景気低迷を引き起こす恐れが出てくる」と指摘した。

  会合ではまた、財政面での刺激策の影響についても議論。一部は生じ得る上振れリスクとして「より大きい、ないし持続的なプラス効果」を挙げた。一方で数人の参加者は、刺激策による効果が「より速いペースで薄れる」ないし、その後の財政引き締めが予想より大きな規模になることが下振れリスクだと指摘した。

  このほか、議事録では「現在の貿易面での対立や提案されている貿易関連の措置について、不確実性ならびにリスクの重要な要素だと全参加者が指摘した」と記された。 

原題:Fed Signals Ready to Hike Again If Economy Stays On Track (1)(抜粋)

(議事録の内容を追加し、更新します.)
    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE