Photographer: Andrey Rudakov

ゴールドマンやシティなど15行、ロシア中銀の資金移動制限案に抵抗

  • 外銀ロシア部門の親会社への資金移動を大幅に制限する計画
  • 規制導入なら大半の外銀大手は抵触、不公平と抗議

ロシア中央銀行は、外国銀行のロシア部門から国外の親会社への資金移動を大幅に制限しようとしている。この計画に対し、ゴールドマン・サックス・グループやシティグループ、ライファイゼン・バンク・インターナショナルなどが抗議の声を上げている。

  ロシア中銀が先週ウェブサイトに掲載した文書によると、このほかにJPモルガン・チェースやドイツ銀行、HSBCホールディングスも含む合計15の大手外国銀行が反対を表明した。同中銀は外国銀行のロシア部門が親会社に預け入れることができる額を同部門が本国以外に持つ資本の20%に制限することを提案している。これまでにそのような制限は何もなかった。

  外国に資金を蓄えておくことについて、これ以外の制限は計画に盛り込まれていない。だが、ロシア中銀が公表した銀行からの批判要旨によると、規則が導入された場合、大半はこれに抵触する。ノルデア銀行やコメルツ銀行など数行は、ロシアの銀行と外銀子会社とで「不公平な」状況が生まれると主張した。

  ロシア中銀は米欧が対ロ制裁を強化し、外銀のロシア部門が国外に持つ資金にアクセスできなくなる恐れに対応して今回の制限を提案したと、銀行関係者2人は述べた。この関係者によると、外銀側はこの規則が導入されればロシアでの融資を縮小せざるを得ないと反論している。関係者は協議が非公開であることから匿名を条件に語った。

  ドイツ銀行、ゴールドマン、JPモルガンの各ロシア部門の代表者は中銀が公表した文書について詳しい説明はできないと回答。クレディ・スイス、UBSグループ、HSBC、コメルツはコメントを控えた。シティとノルデアは問い合わせに回答しなかった。

原題:Goldman, Citi Decry Russian Plan to Limit Funds Held Abroad (1)(抜粋)

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