テスラ調査で米証取委にアプローチ変更の圧力-マスク氏ツイート受け

米証券取引委員会(SEC)は何カ月にもわたり静かに、そして整然とテスラに対する調査を進めてきた。

  だがイーロン・マスク最高経営責任者(CEO)のツイートを受けて、SECは調査のアプローチ変更を求める強い圧力にさらされている。

イーロン・マスク氏

14: Chicago Mayor Rahm Emanuel listens to engineer and tech entrepreneur Elon Musk

  SECが公然と調査を行うことは通常あまりなく、違法行為があったと結論付けるまでは調査を公にしない。ただテスラに関しては正反対の状況が起きており、にわかにクレイトン委員長の在任期間中で最も注目を浴びる調査となってきた。そうした状況を受けてSEC内では、マスク氏が処罰を受けなければSECは政治家やメディアからたたかれるという雰囲気も広がっていると、事情に詳しい関係者が明らかにした。

  米デューク大学法科大学院のジェームズ・コックス教授は「極めて明瞭であり、SECとしては何かしないわけにはいかない状況だ」と指摘。「SECは強い圧力を受けている」と加えた。

  SECのバーンズ報道官は調査についてのコメントを控えた。テスラの広報担当はコメントの要請に応じていない。 

  これまでのところSECはマスク氏が不正行為に及んだとは判断していない。また経営幹部が証券法に違反したとSECが結論付けるまでには何年もかかる可能性がある。

  ただSECが今回迅速に動いている兆候は既に表れている。

  SECが新たに調査は開始する場合、法執行部門の弁護士らが企業の弁護士と非公式の会合を開き、必要な書類や面談の対象となり得る人物について話し合う。テスラへの調査では、SECはマスク氏の8月7日のツイートから数日内に召喚状を送付して情報提供を求めた。これにより、調査のスケジュールが短縮される可能性がある。また米紙ニューヨーク・タイムズは17日、今週中にもSECの担当者がマスク氏ならびにテスラの取締役と会う準備を進めていると報じた。

原題:Tesla Probe Fuels Worry in SEC About Fallout If Musk Exonerated(抜粋)

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