Photographer: Patrick Fallon/

世界経済、5年以内のリセッション確率は70%ーPIMCO

  • 量的緩和はすべての船を押し上げる上げ潮だった
  • 金融政策という点で現在の環境は過去に前例を求めることができない

パシフィック・インベストメント・マネジメント(PIMCO)は、世界経済が5年以内にリセッション(景気後退)に陥る確率を70%とみている。米国や欧州での超緩和的な金融政策が終わるためだ。

  PIMCOで非伝統的戦略の最高投資責任者(CIO)を務めるマーク・サイドナー氏は、金融政策が緩和から引き締めに転じるに伴い投資家はボラティリティーの高まりを覚悟する必要があると警告した。伝統的な資産が割高であるため、プライベート市場に避難場所を見いだすことができるだろうと、投資経験30年以上の同氏がシドニーで開催された会議で述べた。

  「世界への投資とグローバルポートフォリオを考えているなら、今後3-5年の間に景気後退の可能性があることを織り込まなければならない」と語った。「量的緩和はすべての船を押し上げる上げ潮だった。金融政策と今後の緩和解除の可能性という点で、現在の環境は過去に前例を求めることができない」とも指摘した。

  低金利、妙味のない信用スプレッド、高い株価バリュエーション、フラットなイールドカーブという現在の環境において、投資を柔軟に決定できる余地は少ないと同氏は主張。「プライベート市場での機会は拡大し続けており、投資家にとっては非常に重要で高い利益が見込め、実りある分野だと考えている。5-6%ではなく、10-12%のリターンが望める」と述べた。

原題:Pimco Veteran Says Recession Possible in as Early as 3 Years (1)(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE