イタリア:政府債務1.2兆円増大も、道路国営化なら-橋崩落の波紋

イタリアはジェノバでの橋崩落事故を受けて有料道路の国営化を検討しているが、これに踏み切った場合、政府債務が最大94億ユーロ(約1兆2000億円)増える。

ジェノバでのディマイオ副首相(右)

写真家:フェデリコ・ベルニーニ/ブルームバーグ

  これは、道路運営を現在請け負っているアウトストラーデ・イタリアの昨年末時点の負債額だ。イタリアを走る約3000キロの有料道路網を同社が運営する契約を早期に打ち切れば、債券の付随している条項に基づき政府が同社債務を肩代わりしなければならない。

  既に大きいイタリアの政府債務がさらに膨らめば、欧州連合(EU)との対立の追加の火種になる。EUはただでさえ、イタリアのポピュリスト政権の財政と支出計画が同国予算に与える影響を懸念している。

  ジェシー・シン氏らクレジットサイツのアナリストは、アウトストラーデの債券の条項が「有効なら、政府が同社の道路運営の免許を取り消さないインセンティブになる」とリポートで指摘している。

原題:The $11 Billion Reason Italy May Not Nationalize Autostrade (2)(抜粋)

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