米経済、今年は05年以来の高成長にも-減税や貯蓄率上方修正が追い風

  • ディシジョン・エコノミクスのサイナイ社長は3.1%成長を予想
  • 減少した在庫を企業が積み増すことから米経済は活気づく見通し
Photographer: Gabby Jones/Bloomberg

米経済は海外の軟調にもかかわらず国内需要を取り込み好調を続けそうで、年間成長率が2005年以来の高水準に達すると一部のエコノミストはみている。

  トランプ政権が実施した大規模な減税策に加え、米商務省が16-17年の貯蓄率を平均6.7%と、従来の4.2%から上方修正したことが家計消費の追い風になる。企業は生産を強化し在庫を積み増し。連邦議会が1兆3000億ドル(約144兆円)の包括的歳出法案を3月に可決したことから、政府支出も最終的に膨らむことになる。

  7-12月(下期)の国内総生産(GDP)伸び率が3%以上になると見込むエコノミストもいる。4-6月(第2四半期)の4.1%よりは成長ペースが鈍るものの、年間では3.5%だった05年以来の高成長を達成するには十分な勢いだ。ディシジョン・エコノミクスのアレン・サイナイ社長は18年のGDP伸び率を3.1%と予想している。

  減少した在庫を企業が積み増すことから、米経済は7-12月期に活気づく見通し。ベレンベルク・キャピタル・マーケッツの米国・アジア担当チーフエコノミスト、ミッキー・レビ-氏(ニューヨーク在勤)は「4-6月期に内需が急に伸び、企業は追い付くことができなかった。7-9月(第3四半期)のGDP伸び率に在庫投資がかなり寄与するだろう」と話した。

原題:U.S. Heads for Best Growth Since 2005 on Robust Domestic Demand(抜粋)

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