トランプ大統領、マナフォート被告を救済するか-恩赦や減刑可能

  • マナフォート被告に対し連邦地裁陪審は有罪評決を下した
  • 同被告は「善良な人間」、当局の対応は「非常に残念」-トランプ氏

トランプ米大統領は今、2016年の大統領選でトランプ陣営の選対本部長を務めたポール・マナフォート被告を巡って難しい決断を迫られる。連邦地裁陪審は同被告に対し税法違反や銀行詐欺などの罪で有罪評決を下した。

  トランプ大統領はマナフォート被告が「善良な人間」であり、検察当局の対応は「非常に残念」だとコメント。トランプ氏には同被告に恩赦を与え、全面的に刑罰を免れさせることもできるし、あるいは、時間を置いて最終的に減刑するなど、より政治的リスクが低い措置を取ることも可能だ。後者の場合、マナフォート被告は禁錮は免れても、有罪であることは変わらない見通しだ。

  トランプ氏は数カ月待って行動する可能性があるが、恩赦に至るにせよ減刑に至るにせよ、その瞬間には同氏の反抗的姿勢が最も劇的に示され、捜査で最終決定権を持つのは特別検察官ではなく自分だと表明することになるだろう。トランプ氏は特別検察官の捜査を「魔女狩り」と呼び、実際に20日のインタビューでもそう述べていた。

  元連邦検察官で現在はペース大学ロースクールで教えているミミ・ロカー氏は、「トランプ氏は起訴が不当であり、マナフォート被告が自分の下で働いていたため標的にされたと発言するなど、この件について下準備を進めてきた」と指摘。「トランプ氏は捜査終了時期などの決定権が自分にあるというように振る舞うのではないか」と述べた。

  ただ、いずれの措置も政治的リスクを伴う。8つの罪状で有罪となった男性を無罪放免とすることによる短期的な影響のほか、マナフォート被告がモラー特別検察官に大陪審で証言するよう求められた場合、トランプ氏は危機に陥る可能性がある。

原題:Trump Can Save Manafort With a Pardon. The Question Is, Will He?(抜粋)

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