ある候補の指示で口止め料支払い選挙法に違反:コーエン元弁護士

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  • マンハッタンの連邦地裁での罪状認否で有罪答弁
  • コーエン元弁護士は候補が誰だったかは明らかにしなかった

マイケル・コーエン被告

Photographer: Richard Drew/AP
Photographer: Richard Drew/AP

トランプ米大統領の個人弁護士を長く務めてきたマイケル・コーエン被告は21日、マンハッタンの連邦地裁で、ある大統領候補の指示を受けて違法な寄付行為をした罪を認めた。

  コーエン被告はこの候補が誰だったか明らかにしなかったが、トランプ大統領と推定される。21日には、2016年大統領選でトランプ陣営の選対本部長を務めたポール・マナフォート被告に対し、銀行詐欺などの罪で有罪評決が下されたことから、大統領に二重の打撃となった。

  コーエン被告は有罪答弁の際、自分はある大統領候補の指示で選挙資金法に違反したと陳述。また同じ候補の指示により、口止め料として13万ドル(現在のレートで約1400万円)を支払い、その後、この候補から払い戻しを受けたと説明した。コーエン被告はこの候補が誰なのかは明らかにしなかったが、大統領と不倫関係にあったと主張するポルノ女優「ストーミー・ダニエルズ」ことステファニー・クリフォードさんに大統領選の直前に同被告が口止め料を支払い、トランプ氏が払い戻したという話に一致する。

  コーエン被告は50万ドルで保釈された。ウィリアム・ポーリー判事は量刑手続き後、12月12日に刑を宣告するとした。同判事は禁錮3年10月から5年3月の量刑があり得ると述べている。

  コーエン被告は13万ドルの支払いのほか、15万ドルの違法な寄付行為をしたことを認めた。この額は、同じくトランプ氏と不倫関係を持ったとされる米男性誌「プレイボーイ」の元モデル、カレン・マクドゥーガルさんが暴露話の対価として米タブロイド紙「ナショナル・エンクワイアラー」を所有するアメリカン・メディアから受け取った額と一致する。

  同被告は、所得税の脱税や金融機関への虚偽報告など8つの訴因について罪を認めた。

原題:Cohen Admits to Illegal Campaign Contribution in Blow to Trump(抜粋)


(コーエン被告の陳述などを追加して更新します.)
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