Photographer: Bloomberg/Bloomberg

米議会で対ロ制裁強化の声強まる-マイクロソフトの露ハッカー阻止で

  • 「これは過ぎ去ったことではない」-上院情報特別委の副委員長
  • メネンデス上院議員、財務次官に「議会は行動する」と告げる
Photographer: Bloomberg/Bloomberg

マイクロソフトがロシアのハッカー集団が作成した偽のインターネットドメインを発見して差し抑えたと公表したのを受け、同国のプーチン大統領と側近に対する制裁強化を目指す法案の成立を求める米議員らの声が一段と強まった。

  上院情報特別委員会のウォーナー副委員長(民主)は21日、米選挙へのロシアによる干渉抑止などを目指した制裁に関する公聴会で、「これは過ぎ去ったことではない」と指摘した。上院では同日、対ロ制裁問題で外交委員会と銀行委員会も別途公聴会を開き、与野党議員らが米財務省の対応やトランプ大統領の言動に不満をあらわにした。

  2016年米大統領選へのロシア干渉疑惑を巡るモラー特別検察官の捜査について、「魔女狩り」だとする発言をトランプ大統領が繰り返している点に関し、コーカー上院外交委員長は「米国の最高司令官」が発言を通じてロシア対策を「引き続き損なっている」と政府高官に述べて批判した。

  上院議員らは政権側の証人に対し、対ロ制裁強化の法案を受け入れるかどうか迫った。メネンデス議員(民主)はマンデルカー財務次官(対テロ・金融犯罪担当)に「議会は行動する」と語り、議会の行動はほぼ確実だとの見方を示した。同議員とグラム議員(共和)はロシア国債やエネルギーを対象に含めた制裁強化法案を提出している。

  ただ、一連の制裁強化法案の審議が11月の中間選挙に間に合うようなペースで進むかどうかは不透明だ。

原題:Microsoft’s Russian Hacking Revelations Spur U.S. Lawmakers’ Ire(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE