Photographer: Eduardo Munoz Alvarez/Getty Images North America

米国株が続伸、米中貿易摩擦の緩和期待で

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21日の米株式相場は続伸。一方でドルと米国債は下落した。トランプ政権が中国との貿易摩擦の緩和に向けて動くとの見方が広がった。

  • 米国株は続伸、S&P500種は日中ベースの最高値を更新
  • 米国債は下落、10年債利回り2.83%
  • NY原油は上昇、米の石油備蓄放出計画で供給不足懸念
  • NY金は上昇、米大統領の利上げへの不満表明でドルが下落

  S&P500種株価指数は4営業日続伸。一時、取引時間中の最高値を更新する場面があった。小型株で構成するラッセル2000指数は終値ベースでの過去最高値を更新。米10年債利回りは3営業日ぶりに上昇した。

  S&P500種株価指数は前日比0.2%高の2862.96。ダウ工業株30種平均は63.60ドル(0.3%)高い25822.29ドル。米国債市場ではニューヨーク時間午後4時59分現在、10年債利回りが1ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇の2.83%。

  ニューヨーク原油先物市場ではウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)が上昇。2週間余りで最大の上げとなった。米国が戦略石油備蓄を放出する計画を明らかにしたことで、世界的な供給不足を巡る懸念が強まった。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物9月限は92セント(1.4%)高い1バレル=67.35ドル。9月限の取引はこの日が最終日。10月限は42セント高の65.84ドルで取引を終えた。ロンドンICEの北海ブレント10月限は42セント上げて72.63ドル。

  ニューヨーク金先物相場は上昇。米金融当局の利上げに対するトランプ大統領の不満表明を手掛かりにドルが下落したことが背景。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物12月限は0.5%高の1オンス=1200ドルちょうど。

  パシフィック・ライフ・ファンド・アドバイザーズの資産配分担当責任者、マックス・ゴクマン氏はブルームバーグのインタビューで米国株について、「これは、年初以降続いている異常なほどのセンチメント主導の相場だ。最高値更新により一部で神経質になる投資家もいれば、強気になる人も出てくる可能性がある」と指摘。「私に言わせれば、現時点では神経質な地合いがより強いだろう。中国との貿易協議が低調な状況や利益率がピークに達しつつある中での最高値だからだ」と述べた。

原題:Stocks Rise, Dollar Declines as Trade Angst Ebbs: Markets Wrap(抜粋)
Oil Advances as Strategic Reserve Release Points to Tight Supply
PRECIOUS: Gold Advances as Trump’s Fed-Bashing Hurts the Dollar

(市場関係者のコメントなど追加し、更新します.)
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