ダラス連銀総裁、中立金利での利上げ休止に傾斜-逆イールド軽視せず

米ダラス連銀のカプラン総裁は政策金利について、経済成長を加速も減速もさせない中立金利の水準に達するまで引き上げ続けるべきだと指摘。一方でその水準に達した後は、利上げをいったん休止するのが望ましいとの考えを示した。

  カプラン総裁は、21日に公表された金融政策に関する小論文で、中立金利に達した時点で「私としては、どのような追加措置が適切かを判断する前に、一歩離れて、経済の見通しや、米国債イールドカーブの水準・形状を含む他のさまざまな要素を精査するのが望ましいと考える」と記した。

カプラン総裁

Photographer: Michael Nagle/Bloomberg

  これまで複数の地区連銀総裁が今後の利上げで慎重なアプローチが望ましいとの認識を示しており、カプラン総裁もそのうちの1人となる。アトランタ連銀のボスティック総裁、ミネアポリス連銀のカシュカリ総裁、セントルイス連銀のブラード総裁も、今年に入ってからの米国債イールドカーブのフラット化を挙げて、当局は慎重に政策を進めるべきだとの見解を示している。

  カプラン総裁の予測では、政策金利はあと3回ないし4回の引き上げで中立の水準に達する。

  カプラン総裁は「フェデラルファンド(FF)金利の引き上げペースを判断する上で、私は米国債イールドカーブを注視していく」とし、「逆イールドの重要性を私は軽視しない」と指摘した。

原題:Fed’s Kaplan ‘Inclined’ to Reassess Rates Amid Yield-Curve Angst(抜粋)

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