Photographer: Kiyoshi Ota/Bloomberg

日銀の大規模な金融景気刺激策は奏功しつつあるーABNアムロ

Photographer: Kiyoshi Ota/Bloomberg

日本銀行の前例のない金融緩和による景気刺激策はついに、デフレに勝利しつつある。ABMアムロが指摘した。

  数十年ぶりの労働市場の引き締まりが賃金上昇につながり、2%という日銀のインフレ目標は、「以前よりもはるかに達成可能なように見える」とABNアムロの ビル・ディビニー氏が20日のリポートに記した。日銀が政策正常化に向けて少しずつ進んでいるということであり、前進は続くだろうと同氏は指摘。コアインフレ率は2019年末までに、同年に予定されている消費税増税の影響を除いて1.2%に達すると予想した。

  同氏は潜在成長率を上回る投資主導の景気拡大と、それを支えるアジア中産階級による日本旅行需要を指摘。「アベノミクス導入時の一般的な期待とは裏腹に、円が劇的に下落したにもかかわらず、成長加速の原動力は輸出の伸びではなかった」と分析した。

  ただ、中国の成長鈍化と貿易保護主義の逆風が日本経済の重しになるとともに、2020年の東京五輪のための支出も一巡するため19年後半には投資が減速すると予想し、今年と来年の成長率は1%と「潜在成長率にほぼ一致」するだろうと予測した。

原題:Japan’s Massive Monetary Stimulus Is Paying Off, Says ABN Amro(抜粋)

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