イタリア連立政権、派手な歳出の裏付け期待できず-初の予算控え

  • 2020年までの実質GDP成長率は1.1%ないし1.2%に減速の見込み
  • 「スプレッドと投機、格下げ、攻撃、争いに抵抗する」と副首相

ポピュリスト政党が率いるイタリアの連立政権には、初の予算に盛り込みたい大掛かりなプランが存在するが、派手な支出の裏付けを期待できる経済状態ではなさそうだ。

  2020年までのイタリアの実質GDP(国内総生産)成長率は1.1%ないし1.2%と昨年のペースから減速し、引き続きユーロ圏の平均を下回ると予想される。ブルームバーグが実施した最新の月間エコノミスト調査の結果によれば、その間にインフレは加速し、今なお2桁の失業率の低下は極めて鈍いペースにとどまる見込みだ。

  反エスタブリッシュメント(既存勢力)政党「五つ星運動」と右派政党「同盟」で構成する連立政権にとって、税・歳出プランは重要な柱の一つだが、エコノミストの予測は財源となる政府収入が少なくなることを意味する。連立政権は所得を増やし、貧困層を支援したい意向だが、野心的な財政政策は投資家を動揺させ、国債利回りを押し上げている。

Not So Fast

Italian growth is set to continue to lag the euro area

Source: IMF; Bloomberg survey of economists

Note: Forecasts as of 2018

  イタリアのサルビーニ副首相兼内相は20日、政府として「債券利回りスプレッドと投機、信用格付けの引き下げ、攻撃、争いに抵抗する」と発言。イタリア債相場は20日に上昇(利回りは低下)したが、半年前に2%前後だった10年国債利回りは現在3%を上回っている。

Out of Work

Italian unemployment is set to stay above 10% through 2020

Source: IMF; Bloomberg survey

原題:Italy’s Economic Outlook Makes Budget Blowout a Tough Sell (2)(抜粋)

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