トルコ、米をWTO提訴-鉄鋼・アルミ関税がルールに違反と主張

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  • 米が課す関税がWTOのセーフガード合意に違反するとトルコ
  • 「根拠のない攻撃を停止させるためにあらゆる選択肢活用」と貿易相

トルコは、米国が鉄鋼・アルミニウムに課す関税が国際貿易ルールに違反するとして、紛争処理手続き開始を求めて世界貿易機関(WTO)に提訴した。

  WTOのウェブサイトに20日掲載された発表資料によれば、トルコは今回の提訴で、米国の関税がWTOの緊急輸入制限(セーフガード)合意に違反すると訴えた。

  トルコのペクジャン貿易相は「WTOルールは全ての国に適用される。われわれはあらゆる場面で輸出業者の利益を守り、わが国経済への根拠のない攻撃を停止させるためにあらゆる選択肢を活用する」と言明した。

  各国政府が「不可欠な安全保障上の利益を守るために必要と見なす措置」を講じることを認めるWTOの国家安全保障規定の下では、米通商拡大法232条に基づく関税は、WTOルールの適用除外対象だと米国は主張している。

  トランプ米政権は10日、米国人牧師の釈放を拒むトルコへの報復措置として、同国から輸入する鉄鋼・アルミニウムに課す追加関税率をそれぞれ50%と20%に引き上げると発表。トランプ大統領はその日のツイートで、トルコ通貨リラの対ドル相場急落に対応するために必要な動きだと説明していた。

原題:Turkey Launches WTO Dispute Over Trump’s Metal Tariffs (1)(抜粋)

(トルコ貿易相のコメントなどを追加して更新します.)
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