Photographer: Michael Nagle/Bloomberg

米国株が3日続伸、貿易摩擦の改善期待で

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20日の米株式相場は薄商いの中を3営業日続伸。貿易摩擦が改善されるとの期待が背景にある。また米国債相場も上昇。今週はカンザスシティー連銀主催の年次シンポジウムが予定されている。

  • 米国株は3日続伸、貿易摩擦の改善期待で
  • 米国債は上昇、10年債利回り2.82%
  • NY原油は3日続伸、米中摩擦による需要後退への懸念和らぐ
  • NY金は上昇、アジアでの需要見通し改善が手掛かり

  S&P500種株価指数では選択的消費財などが上げを主導。ただ、取引終了前の15分間に上げを縮めた。中国と欧州は通貨を操作しているとトランプ大統領が指摘したとのロイター通信の報道が手掛かり。

  米国債市場では10年債利回りが6週ぶり水準に低下。著名債券投資家のジェフリー・ガンドラック氏は、米国債のショートポジション積み上げが将来大きな痛みにつながる可能性があると警告した。

  S&P500種株価指数は前週末比0.2%高の2857.05。ダウ工業株30種平均は89.37ドル(0.4%)上昇し25758.69ドル。米国債市場では、ニューヨーク時間午後4時48分現在、10年債利回りが4ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下の2.82%。これは7月6日以来の低水準。

  ニューヨーク原油先物市場ではウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)が3営業日続伸。米中の貿易摩擦要因による需要後退への懸念が和らいだ。またドルの下落も原油相場の押し上げ要因となった。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物9月限は52セント(0.8%)高の1バレル=66.43ドルで終了。ロンドンICEの北海ブレント10月限は38セント上げて72.21ドルで終えた。

  ニューヨーク金先物相場は上昇。アジアでの需要見通し改善が手掛かりとなった。ダニエル・ブリーゼマン氏らコメルツ銀行のアナリストは、「低い価格が寄与し、アジアでの金需要は再び上向きつつある」とリポートで指摘した。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物12月限は0.9%高の1オンス=1194.60ドル。

  キングスビュー・アセット・マネジメントのポートフォリオマネジャー、ポール・ノルテ氏は顧客向けリポートで株式市場について、「投資家のセンチメントは強気だ。特に中国との貿易協議が前進すれば最高値は近いとの見方も広がっている」と指摘した。

  米中の通商協議が再開されることとなり、市場では楽観が強まっているようだ。一方、今週ジャクソンホールで開催が予定されているカンザスシティー連銀主催の年次シンポジウムにも注目が集まっている。

原題:U.S. Stocks Gain With Treasuries; Dollar Declines: Markets Wrap(抜粋)
Crude Edges Higher as Concerns Over Global Trade Frictions Ease
PRECIOUS: Gold Rises After Posting Worst Weekly Loss This Year

(第2段落に加筆、6段落以降を追加し更新します.)
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