アンダーパフォームの銀行株は「投資家を死に誘う」:オデイ氏

ヘッジファンド運用者のクリスピン・オデイ氏はアンダーパフォームしている銀行について、速やかな自己改革に失敗して、オンライン小売業者に敗れた百貨店に類似しつつあると述べた。

クリスピン・オデイ氏

出典:Odey Asset Management

  ロンドンを拠点に活動しているオデイ氏は、こうした銀行について、「彼らは常習的に出遅れているセクターで、毎年バリュー投資家を死に誘っている」と顧客向け書簡に記した。同氏はこれまで中銀政策を声高に批判してきたほか、差し迫った市場のクラッシュを投資家に繰り返し警告してきた。

  最新の投資家向け書簡でオデイ氏が触れた話題は、欧州の銀行やポピュリズムの台頭、電気自動車メーカーの米テスラなど幅広い。同氏の旗艦ヘッジファンドは2017年までの3年間を通じて大幅な損失に見舞われた後、今年は持ち直しており、1-7月の成績はプラス25.8%となっている。

  オデイ氏は「銀行は外国為替や消費者金融、小企業向け融資といった利益になる自らのすべての活動が、フィンテック企業やピアツーピア(P2P)の銀行に奪われているのを目の当たりにしている」と指摘。「これは投資家にとって恐ろしいことだ。反復可能な経済成長を生み出さないためだ」と記述した。

原題:Odey Likens Banks to Retailers Luring Investors to Their Deaths(抜粋)

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