テスラ株の下落続く-非公開化計画の資金確保、市場は懐疑的

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Photographer: Stefan Wermuth/Bloomberg

20日の米株式市場で米テスラの株価は下落。非公開化の取り組みでイーロン・マスク最高経営責任者(CEO)が困難に直面している状況や、競合する別の電気自動車会社が重要な投資家から出資を受ける可能性が浮上したことで、市場には不安が広がっている。

  テスラの株価は一時5.7%下落、その後はやや下げを縮めた。JPモルガン・チェースはマスク氏が1株420ドルで投資家から株を買い取る可能性を考慮した目標株価設定モデルを、すべて無効にした。アナリストのライアン・ブリンクマン氏は非公開化のための資金確保について、「正式な提案からは程遠い状況にある可能性」を指摘した。テスラ株は先週14%下落した。

  ロイター通信は19日、サウジアラビアの政府系ファンド、パブリック・インベストメント・ファンド(PIF)がテスラの競合である米ルーシッドモーターズへの出資を検討していると報道。PIFは最近、テスラの株式5%近くを取得した。ロイターによれば、PIFがルーシッドモーターズに10億ドル(約1100億円)を出資し、過半数株を取得する方向で協議が行われている。
  
  マスク氏が7日にテスラの非公開化を検討しているとツイートした後、ブリンクマン氏は目標株価を195ドルから308ドルに引き上げていたが、再び195ドルに引き下げた。ブリンクマン氏は引き下げの理由として、PIFが非公開化の方法を巡り追加情報の提供を求めてきたと、マスク氏が13日にブログに投稿したことが理由だと説明した。 

原題:Tesla Whipsaws Investors on Doubts Musk Has Funds to Go Private(抜粋)

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