中国訪問中のマレーシア首相、新「植民地主義」に警告発する

  • マハティール首相は選挙活動中に中国からの投資を批判していた
  • 各国の指導者は中国資金巡るバランスの取り方に腐心している

マレーシアのマハティール首相が北京での20日の記者会見で貿易に関して発したメッセージは、恐らく中国の李克強首相が予想していたものとは違った。

  李首相が貿易を巡る見解を尋ねた際、マハティール首相は公平である限りにおいて自由貿易を支持すると言明、各国が発展の異なる段階にあることを誰もが思い出す必要があると主張した。

  「植民地主義の新たなバージョンがあるような状況は望ましくない。オープンで自由な貿易というだけでは、貧しい国々は豊かな国々と競争することができない」と述べ、「公平な貿易であることも必要だ。そうであれば私は李首相と共に自由貿易を支持する。これは世界全体が進むべき方向だと考えているからだ」と語った。

  5月の総選挙で政権交代を果たしたマハティール首相は、選挙活動中に中国からの対マレーシア投資で「得られるものは何もない」とし、外国人に国を売り渡してはならないと論じていた。同首相の中国訪問は政権交代後初。

  中国からの投資を巡る懸念は、オーストラリアからスリランカに至る各国で政治的緊張を招いており、各国指導者は過度に中国に依存することなく、中国からの投資資金を活用するバランスの取り方に腐心している。

原題:Mahathir Warns Against New ‘Colonialism’ During Visit to China(抜粋)

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