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仮想通貨衰退論にバーンスタインが異議-トレーディング収入倍増も

  • 18年の取引収入、最大40億ドルと2倍超に拡大も-ボル氏ら試算
  • コインベースは「揺るぎない、競争力のある地位」に至る公算大きい
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仮想通貨市場の死を主張するリポートは、誇張され過ぎているのかもしれない。こうした見方を示すのはサンフォード・C・バーンスタインのアナリストだ。

  クリスチャン・ボル氏ら同社のアナリストは「クリプトトレーディング-次の大ブームはここに?」と題したリポートで、デジタル資産の価格が急落する中でも、仮想通貨交換から生じる収入は2018年に最大40億ドル(約4420億円)と2倍余りに拡大する可能性があると予想した。

  同氏らは、ビットコインを含むデジタル通貨の売買は昨年、最大級の仮想通貨交換業者に18億ドルの手数料を生み出し、これは従来型の取引所における収入の約8%に相当すると説明。この試算は取引手数料のみに基づくものだという。    

Next Big Thing

How cryptocurrencies' average daily traded volume over 30 days compares with major traditional segments

Source: Sanford C. Bernstein note citing CoinMarketCap, CBOE, Coindance, SIFMA

          

  ゴールドマン・サックス・グループやJPモルガン・チェースなどの金融機関大手はこの新たなビジネスに足を踏み入れたが、従来からの金融業界は全体として規制の不透明感や大きな価格変動を踏まえ慎重な姿勢を崩していない。当局の監視が強まる中、ビットコイン価格は昨年12月のピークから約67%下落した。

  バーンスタインによると、ウォール街の金融機関がさらに関与を強めない限り、銀行や取引所、ベンチャーキャピタル(VC)が支援する米仮想通貨交換業者のコインベースは「揺るぎない、競争力のある地位」に至る公算が大きい。規制やマネーロンダリング(資金洗浄)を巡る懸念があるため、従来型の金融機関が近い将来に仮想通貨の現物取引に押し寄せる可能性は低いとアナリストらはみている。
               

原題:What-What? Crypto Trading Revenue May Double, Bernstein Says(抜粋)

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