Photographer: Akio Kon/Bloomberg

円ショートのヘッジファンドに痛みも-テクニカル指標が示唆

  • 円の避難通貨としての地位が短期的に米国との金利差より重視される公算
  • MACDがドル弱気サイン示す-前回ゼロを下回った後は6%超下落

円は世界的な避難通貨としての地位を占めるが、一方で米国との金利差は拡大しつつあり、ドル・円は綱引き状態にある。

  レバレッジドファンドは引き続きドル・円をロング(買い持ち)にしている。だが、ここへきて投資資金の避難先としての円の方が、ドルに比べて優位となる兆候が示されている。

  トルコ発の新興国市場売りで危機がより広範囲に広がるとの懸念が強まる中、ここ数週間ドルは上昇傾向にあるが、対円でドル高が進行している状況ではない。米2年物国債利回りと日本の2年債利回りの差が拡大し続け、スプレッドがこの10年余りの最大近辺となっているにもかかわらずだ。投機家にとってはさらに悪いことに、ドルの対円での下げはまだ始まったばかりである可能性をテクニカル指標が示唆している。

  米商品先物取引委員会(CFTC)の最新データによると、ヘッジファンドのドル・円ロングはネットベースで5万1155枚。ただ、トレーダーがモメンタムを測る上で参考にする移動平均収束拡散法(MACD)はいわゆるシグナルラインとゼロを共に下回り、ドルに対する弱気サインを示している。前回1月にゼロを下回った際、ドルはその後2カ月半で円に対して6%余り下落した。

原題:Hedge Funds Short Yen Poised for Pain as Techs Signal Strength(抜粋)

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