Photographer: David Paul Morris/Bloomberg

夏休み明けの中銀当局者、ジャクソンホール会合へ-課題は山積

  • 金利やバランスシートに関して米当局が発するシグナルに注目
  • 新興国市場も議論される公算大-9月米利上げへの影響は限定的か

中央銀行当局者らは夏季休暇を終え、今週ワイオミング州ジャクソンホールで行われるカンザスシティー連銀主催の年次シンポジウムに集う。

  パウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長は現地時間24日午前に講演する予定。投資家は金利見通しやバランスシート政策、新興国市場の混乱など数多くの課題について明瞭さを求め、その発言を見極めることになる。

パウエル議長

words: "for now," used by the Fed chairman

  カンザスシティー連銀は講演者の日程や参加者リストを米東部時間23日午後8時(日本時間24日午前9時)に公表する。今回のシンポジウムの公式テーマはアマゾン・ドット・コムのような極めて優良な企業が経済に及ぼす影響だ。

  米金融当局は9月に今年3度目の利上げを実施すると市場では想定しているが、12月に4度目の利上げが行われるかどうかは、より不透明になっている。パウエル議長は7月の上院銀行委員会の公聴会で、「当面」は政策金利の漸進的な引き上げを継続するとの方針を示した。

  ジェフリーズのチーフ金融エコノミスト、ウォード・マッカーシー氏は、金利見通しについて「当局者がガイダンスの文言をどのように変えるのか」、「また『当面』が何を意味するのかが、当局が本当に言及すべき点だ」と述べた。

  トルコを中心とする新興国市場を巡る緊張についても議論される可能性が高い。ただしエコノミストらは世界的な金融環境が著しく悪化しない限り、米当局が9月に想定されている利上げを遅らせることはないとみている。

原題:Big Questions on Global Economy Hang Over Jackson Hole Gathering(抜粋)

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