独ロ首脳が会談、トランプ氏への対抗で歩み寄りか-パイプライン推進

  • プーチン大統領がドイツで2国間の首脳会談を行ったのは2013年以来
  • 「ノルドストリーム2」の政治化に反対、米国の関税措置なども協議

ロシアのプーチン大統領とドイツのメルケル首相は18日にベルリン近郊で会談し、シリアやウクライナ、イランの情勢や米国の関税などについて長い時間をかけて詳細に話し合った。ロシア大統領府のペスコフ報道官が明らかにした。

  同報道官が記者団に語ったところによれば、両首脳は「ノルドストリーム2」ガスパイプライン・プロジェクトの推進でも合意した。トランプ米大統領は先月、ドイツが天然ガス供給をロシアに依存していることについて「ロシアに完全に支配されている」と批判したが、独ロ両首脳は「このプロジェクトを政治化するのは全く間違っている」とし、完成させるべきだとの考えで一致したという。

  メルケル、プーチン両氏はまた、「一部の国による特に関税分野の決定の予測不能ぶり」について懸念を共有。そうした決定は最終的に、国際貿易・経済関係システムにネガティブな結果をもたらす恐れがあるとの認識でも一致したと同報道官は述べた。中国や欧州などに対してトランプ政権が仕掛けている通商紛争を念頭に置いているのは明らかだ。

  2014年のロシアによるクリミア併合以降、メルケル首相はプーチン大統領を厳しく批判してきたが、今回の訪独招請はプーチン氏の孤立を打破する動きだ。プーチン氏が独国内でメルケル氏と2国間会談を行ったのは13年以来。

  プーチン氏は訪独前にはオーストリアに寄り、クナイスル外相の結婚式に出席して同外相とダンスをするなどした。

共同会見に臨んだプーチン大統領とメルケル首相 18日

写真家:Krisztian Bocsi / Bloomberg

原題:Putin and Merkel, Pushed Together by Trump, Talk Syria, Pipeline(抜粋)

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