中国、人民元をようやく下支えか-対米通商協議に備える中

  • オフショア人民元は16日、昨年1月以来の大幅高
  • 元安は十分進んだと中国が考えている可能性-コメルツ銀の周浩氏

米国との通商協議再開に備える中、中国当局は人民元の下支えに動きつつあるようだ。

  中国人民銀行(中央銀行)が16日、人民元の中心レートを予想よりも元高水準に設定したことなどを受け、対ドルで約1年ぶりの安値を付けていたオフショア人民元は昨年1月以来の大幅高を記録。中国商務省はこの日、米国に代表団を月内に派遣すると発表し、6月から途絶えていた協議再開への期待が広がった。

  コメルツ銀行のシニアエコノミスト、周浩氏(シンガポール在勤)は「米中はようやく人民元を巡り利害が一致しつつある。米政府は常に元高を望む一方、中国は元安が十分で安定させる必要があると考えている可能性がある」と指摘。「1ドル=7元に接近すれば、徹底的に元を防衛することになるだろう」と予想した。

  オフショア人民元は香港時間17日午後1時49分(日本時間同2時49分)現在、1ドル=6.8766元と0.2%下落。本土の人民元は0.04%下げている。

PBOC Signal

Chinese central bank set stronger-than-expected yuan fixings for seven days in a row

Bloomberg, CFETS

原題:China Seen Strengthening the Yuan as Trade Talks With U.S. Loom(抜粋)

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