アルゼンチン中銀、大手銀に対する預金準備率引き上げ

  • 国債入札不振で金融システムに残された多くのペソを吸収へ
  • 今回の措置で600億ペソ(約2240億円)が吸収される-中銀

アルゼンチンは16日、通貨ペソ相場をてこ入れするため、国内の大手金融機関に対する預金準備率を引き上げた。

  政府は前日、廃止する予定の短期国債の代わりに期間長めの国債の入札を行ったが、さほど多くの投資家を集めることができなかった。このため、投資家の手元には多額のペソが残されており、アナリストらはこの資金がドル買いに向かうと予想している。こうした中、アルゼンチンの中央銀行は大手銀行の最低預金準備率を3ポイント引き上げ、金融システムで急増した資金の一部を吸収することを目指す。

  中銀は「今回の措置で600億ペソ(約2240億円)が吸収される」と説明。「市場の流動性の管理強化は当局のインフレ抑制方針を強化する基盤だ」と付け加えた。

  ペソ相場は今回の措置に当初あまり反応せず、16日は0.7%上昇し1ドル=29.8ペソで終了。ペソは年初来で37%下落し、新興国通貨の中で値下がりが目立つ通貨の1つとなっている。

原題:Argentina Pulls Cash From Financial System After Bond Sale Flop(抜粋)

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