米国の天然ガス輸出企業には厳しい冬か、中国の関税賦課検討で

  • ペトロチャイナ、米国からの天然ガス購入の中断を検討も
  • シェニエール・エナジーは昨年冬にスポット市場で大きな収入獲得

今冬は米国の天然ガス(LNG)輸出業者にとって厳しい冬になりそうだ。天然ガスの買い手として急成長してきた中国の顧客が、貿易戦争のエスカレートを受けて購入を停止する恐れがあるためだ。

  米国の新しいLNGターミナルが始動する中、中国石油天然ガス集団(CNPC)の子会社ペトロチャイナ(中国石油)は冬場の数カ月間、米国産LNGの購入を一時停止する可能性がある。このため、米シェニエール・エナジーなどLNG供給会社は暖房需要がピークを迎える時期に他の買い手を引き付けるため値下げを余儀なくされかねない。

  米国のLNG会社は長期契約が収益の大部分を占めるが、シェニエールは昨冬、スポット市場で大きな収益を得ていた。同市場では中国の消費拡大を背景に、アジアでの価格が3年ぶりの高値を付けた。中国は石炭を燃料とする工場からの汚染を減らすため、LNG利用を促進している。

  しかし、中国が米国産LNGに対する25%の関税賦課を検討しているため、シェニエールなど米LNG業者はスポット市場での販売価格引き下げを余儀なくされる可能性があると、カウエンのバイスプレジデント、ジェーソン・ガーベルマン氏は13日に電話インタビューで指摘した。シェニエールに取材を試みたが現時点で返答はない。

原題:China Tariffs Could Mean Bleak Winter Ahead for U.S. LNG (1)(抜粋)

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