フジクラ:起債を見送り、準備から1週間で-ビジネス環境考慮

更新日時
  • 主幹事は5年がSMBC日興証で7年は野村証-各100億円を準備
  • リコーリースは3日、金利環境の変化を理由に起債を延期した

フジクラは準備していた社債の発行を見送る。事業環境を踏まえた対応としている。

  5年債と7年債の各100億円を8月下旬起債で準備していたフジクラは、これを取り止めた。7年債主幹事の野村証券が17日、資料で明らかにした。発行体の都合としている。起債準備は野村証が10日に開示したばかりだった。5年債主幹事のSMBC日興証券の関係者も、発行体の都合と答えた。フジクラ広報担当者は、ビジネス環境を考慮した結果として金利関係ではないとだけ電話取材に答えた。

  日本銀行が7月末の会合で長期金利の変動幅拡大を許容、国債利回りが急上昇した。これを受けてリコーリースが3日、予定していた社債の発行を延期している。リコーリース延期は金利要因だが、フジクラは詳細は話せないとしながら金利面での影響は否定している。

  フジクラが7月31日に発表した第1四半期(4-6月)決算は、営業利益が75億7000万円と前年同期比で8%増加した。株価は16日に626円まで下落、年初来安値を更新して2016年12月以来の1年8カ月ぶり安値を更新した。SMBC日興証券の山口敦シニアアナリストは15日付リポートで「市場回復の遅れから光関連事業は下期に伸び悩むと思われる」として目標株価を960円から860円に引き下げていた。

(第2段落にSMBC日興証券のコメントなどを追加して更新します.)
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