Photographer: Chris Ratcliffe

【今朝の5本】仕事始めに読んでおきたいニュース

  • トランプ氏のドル発言に変化、米中通商協議を前にクドロー氏警告
  • ウォルマート好決算で株急伸、リラ依然不安定、伊国債を銀行敬遠か

「ソウルの女王が亡くなった。偉大な彼女の声は神からの素晴らしい贈り物だった」とトランプ大統領がツイッターで哀悼の意を表したのは、歌手のアレサ・フランクリンさん。世代を越えて世界中から「リスペクト」を集めた希代の歌姫は、76歳の生涯を閉じました。以下は一日を始めるにあたって押さえておきたい5本のニュース。

大切なドル

ドルに関するトランプ米大統領の語り口が変わった。トランプ氏は「米経済はこれまで以上に順調だ」とツイッターに投稿。「われわれの大切なドルには、過去にめったに見られないほどのマネーが流れ込んでいる」と指摘した。ホワイトハウスのクドロー国家経済会議(NEC)委員長も続いて、「大統領がこの日指摘したようにドルは王様。ドルは強い。安定している。信認の証だ」とCNBCとのインタビューで発言。

侮ってはいけない

クドロー米国家経済会議(NEC)委員長は、月内の米中通商協議のために中国が王受文商務次官を米国に派遣すると発表したことを歓迎した上で、「知的財産権侵害と技術の移転強要の阻止を図り、関税と非関税障壁、割り当ての撤廃を目指すこの戦いを続けるトランプ大統領のタフさと意志を、中国当局は決して侮るべきではない」とCNBCで述べた。米中通商協議は8月22・23日に予定されていると、米紙ウォールストリート・ジャーナルは報じた。

アマゾンとの戦い

小売り最大手、米ウォルマートの5-7月(第2四半期)決算では、売上高が過去10年余りで最大の伸びとなった。食料品事業が好調だった。米既存店売上高は4.5%増加。伸び率はアナリスト予想の2倍余りだった。食料品の売上高は9年ぶりの大幅増。同社は通期の既存店売上高と調整後利益の見通しを引き上げた。株価は一時11%高と、日中ベースでは10年ぶりの大幅上昇。ダウ工業株30種平均は400ドル近く上昇して引けた。

揺れ動くリラ

ムニューシン米財務長官は米国人牧師の即時釈放をトルコが拒否するのであれば、米国は追加制裁で応じる用意があると述べた。エスカレートする米国とトルコの対立は世界の金融市場にも影響を及ぼしている。これより先、トルコのアルバイラク財務相は投資家との電話会議で、資本統制を政策の選択肢から排除すると断言。トルコ・リラは上昇していたが、ムニューシン長官の発言で一時反落、その後再び上昇に転じた。

銀行が敬遠か

イタリアの銀行は国内の政治リスクなどを理由にイタリア国債購入に後ろ向きになる可能性があると、ゴールドマン・サックス・グループのマッテオ・クリメラ氏は指摘。トルコ不安が世界に波及中でイタリア国債の10年債利回りは今週、4年ぶり高水準に近づいた。国内銀行が国債の買い手としての役割を敬遠するようになれば、需要不足に陥る恐れがあるという。

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