今日の悲観論、振り返れば「大げさな予言」の一つか-富豪のブース氏

  • 全面的な貿易戦争、「今はそのような状況とはほど遠い」
  • 同僚のウェリントン氏は「大げさな予言のスクラップブック」を作成

Photographer: Sanjit Das / Bloomberg

Photographer: Sanjit Das / Bloomberg

米政権が中国とトルコ、ロシアに仕掛けている攻撃のことを心配するのはやめよう。世界貿易戦争は起こっていないし、新興市場から逃避する必要もない。これが、富豪のデービッド・ブース氏の考えだ。

  ディメンジョナル・ファンド・アドバイザーズ共同創業者の同氏は、安定した世界の成長とアルゼンチンやサウジアラビアのファンダメンタルズ改善とより適切な政策を、新興市場資産に長期的に強気の理由として挙げた。

  同氏はインタビューで、トランプ政権による関税賦課が投資家にとって潜在的に最大のリスクではあるものの、まだ全面的な貿易戦争には至っていないと指摘。「今はそのような状況とはほど遠い」と語った。

  米政権が関税賦課や制裁の標的とした国々は外部的な衝撃に特に弱い国であるために最近の資産価格下落が起こったが、このようなリスクは新興市場資産全体を長期的に悲観する理由にはならないと指摘。今日の悲観論は将来、同僚のウェス・ウェリントン氏が作っている「大げさな予言のスクラップブック」に収まっているかもしれないと述べた。

  ウェリントン氏は何年も前から雑誌の予言記事をスクラップしており、特に大外れだったものにはマークを付けているという。

原題:Billionaire Downplays EM Rout as World Nowhere Near Trade War(抜粋)

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