中国、トランプ大統領の「米国第一」政策が米国民に打撃与えている

  • 「米国の貿易政策当局者には国民の不満が聞こえないようだ」-人民
  • 大統領の政策に対する異例の直接的批判を展開
Photographer: Andrew Harrer/Bloomberg
Photographer: Andrew Harrer/Bloomberg

中国共産党の機関紙、人民日報はトランプ米大統領が掲げる「米国第一」政策が米国民に打撃を与えて同国内で不満をあおっていると指摘し、同大統領の政策に対する異例の直接的批判を展開した。

  16日付の人民日報は論説欄で「米外交の実践を1年余り見てきて、同国が『米国第一』のスローガンの下で進んでいるのが見られたが、同政策の恩恵を感じていない国民からの不満の声は強まりつつある」と記し、「奇妙なことに、米国の貿易政策当局者には聞こえていないようだ」と付け加えた。

  人民日報は約9000万人の党員に指導部の見解を伝える最も知名度の高いメディアで、同日付けの紙面には習近平国家主席が15日ぶりに1面に登場し、党指導部が黄海のリゾート地の北戴河での毎年恒例の政策会議を終えた兆しを伝えた。

  この論説の筆者は人民日報国際部が使用するペンネームである「鐘声」とされている。ワシントンのシンクタンク、センター・フォー・アドバンスト・チャイナ・リサーチのプレジデント、デービッド・ギッター氏はこのペンネームについて、「中国共産党が他国に警告を発したり、外国の反対派を攻撃するために使われるケースが多い」と指摘。16日の論説は本質的に、貿易戦争で「トランプ氏が先に目をつぶる必要があるというメッセージを送っている」と分析した。

原題:China Says Trump’s ‘America First’ Policies Are Hurting U.S.(抜粋)

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