トランプ米大統領、ブレナン元CIA長官の機密情報アクセス権を剝奪

  • トランプ大統領批判への報復措置ではない-サンダース報道官
  • 大統領は今回の措置に先立ち副大統領らと協議-関係者

トランプ米大統領は「言動に一貫性がない」としてジョン・ブレナン元中央情報局(CIA)長官による機密情報へのアクセス権限を剝奪したことが明らかになった。

  ブレナン氏はCIAで勤続25年のベテランで、オバマ前政権下で2013-17年にCIA長官を務めた経歴を持ち、トランプ氏に対して辛らつな批判を浴びせている。

  ブレナン氏は14日、オマロサ・マニゴールト元大統領補佐官を批判したトランプ大統領のツイートをリツイートし、「良識や礼節、誠実さの最低限の基準に従って行動することが頻繁にできていないのは驚きだ。大統領とは何たるか、善良で慎み深く、誠実であるには何が必要かをあなたは全く理解していないようだ。極めて失望させられる。わが国にとってとても危険だ」とコメントした。同氏は同日夜のMSNBCの番組でもトランプ氏は「わが国にとって危険だ」と批判した。

  トランプ大統領はアクセス権剝奪の理由説明に関する声明で、「現政権に関して根拠のない無礼な主張や、インターネットやテレビでの感情をあらわにする行為」に言及。「ブレナン氏のうそや一段と逆上した最近の行為は、米国にとって最高レベルの機密情報にアクセスする権限とは全く相いれないものであり、われわれの敵の目的を手助けして分裂と混乱の種をまくことになる」と付け加えた。この文書は7月26日付で、今月15日に公表された。

  ホワイトハウスのサンダース報道官は、トランプ大統領がブレナン氏の批判に報復したとの見方を否定。「機密情報を保護し、アクセスできる人を守る憲法上の責務が大統領にはある」と説明した。

  事情に詳しい関係者1人によると、トランプ大統領はこの措置を講じる前にペンス副大統領やケリー米大統領首席補佐官、ボルトン米大統領補佐官(国家安全保障担当)らと協議したという。

原題:Trump Yanks Clearance of Key Critic, Obama CIA Chief Brennan(抜粋)

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