Photographer: Jason Alden/Bloomberg

シティが勧める「世界最大の逆張りトレード」-欧州銀は買いの好機か

  • 欧州銀のバリュエーションは2年ぶりの低水準に接近
  • 配当見通し引き上げも、株価が下げる状況と相いれない

トルコ危機の感染を恐れる投資家らが、過去1週間で資金引き揚げに動いた結果、欧州の銀行株の指標であるストックス600銀行指数は2016年以来の水準まで落ち込んだ。シティグループのストラテジストらによれば、バリュエーション(株価評価)が2年ぶりの低水準に近づいた今のタイミングは、買いの好機かもしれない。

  ストラテジストらによると、配当利回りと社債利回りのスプレッドなど一部の指標を見る限り、欧州銀が抱える問題や資本基盤、利益、収益性は、過去10年の同じような状況に比べてより好ましい状態であることがうかがえる。シティによれば、アナリストによる配当見通しの引き上げも、株価が下げる状況と相いれない。

  シティのジョナサン・スタッブス氏を中心とするアナリストらはリポートで、「欧州の銀行は、引き続き世界最大の逆張りトレードだ。市場に関して株価と配当見通しの間にずれが生じている。銀行アナリストが配当見通しに楽観的過ぎるとしても、銀行株にバリュー(値打ち)が生まれつつあることをそれは意味する」と指摘した。

  シティは個別銘柄として、スペインのビルバオ・ビスカヤ・アルヘンタリア銀行(BBVA)やデンマークのダンスケ銀行 、イタリアのウニクレディト、ノルウェーのDNB、ベルギーのKBCグループ、英銀バークレイズを「配当王」リストの一角として買いを勧めている。

  ストックス600銀行指数は15日の取引で一時1.4%下げて6営業日続落し、欧州の銀行セクターは弱気相場入り寸前の状態にある。

原題:Citi Touts European Banks in ‘World’s Biggest Contrarian Trade’(抜粋)

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