Photographer: Michael Nagle/Bloomberg

米国株大幅安、ハイテクに売り-銅弱気相場入り

更新日時
  • ナスダック指数の下げ目立つ、テンセント決算が予想下回り
  • メーシーズが決算発表後に急落、堅調な米小売統計は材料視されず

15日の米株式相場は大幅反落。S&P500種株価指数はここ7週間で最大の下げとなった。中国のテンセント・ホールディングス(騰訊)の決算が予想を下回ったことを受け、テクノロジー株が幅広く売られた。銅先物は弱気相場入りし、商品相場への重しとなった。米国債は上昇。米国株などの高リスク資産が売られたのが追い風となった。

  • 米国株は大幅反落、テンセント決算嫌気でハイテク株が安い
  • 米国債は上昇、10年債利回りは2.86%に低下-リスク回避で
  • NY原油は大幅続落、65ドル近辺に-予想外の米在庫増で
  • NY金は反落、再び1200ドル割れ-貴金属が軒並み大幅安

  S&P500種が下げるのはここ6営業日のうち5回目。決算が予想を上回ったにもかかわらずメーシーズが大幅安となる一方、堅調な7月の米小売売上高はほとんど材料視されなかった。

  S&P500種株価指数は前日比0.8%安い2818.37で終了。ダウ工業株30種平均は137.51ドル(0.5%)安の25162.41ドル、ナスダック総合指数は1.2%下げて7774.12で終えた。ニューヨーク時間午後4時50分現在、米10年債利回りは4ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下し2.86%。

  ニューヨーク原油先物市場ではウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)が大幅続落。米エネルギー情報局(EIA)によると、先週の原油在庫はアナリストの予想(250万バレル減少)に反して681万バレル増加した。米中貿易摩擦やトルコ金融市場の混乱で需要が鈍るとの懸念も広がった。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物9月限は2.03ドル(3.0%)安い1バレル=65.01ドルで終了。ロンドンICEの北海ブレント10月限は1.70ドル安の70.76ドルで終えた。

  ニューヨーク金先物相場は反落。この日はプラチナ、パラジウムなど貴金属相場が軒並み下落した。「逃避先資産として米ドルに現在かなりの需要があり、その結果上昇を続けている」と、コメルツ銀行のアナリストらは15日付の顧客向けリポートで指摘した。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物12月限は1.3%安の1オンス=1185.00ドルで終了。

  TFグローバル・マーケッツUKのチーフ市場アナリスト、ナイーム・アスラム氏は、「ハイテク株が相場を押し下げている」としたほか、「投資家は地政学的な緊張を巡り不安を強めている」と話した。

  テスラは2.5%余り下落。米証券取引委員会(SEC)がマスク最高経営責任者(CEO)による株式非公開化の取り組みを巡り、同社に召喚状を送付したと伝わった。

  ハイテクや小売り、エネルギーを中心に米国株が下げ、その他リスク資産や商品が幅広く売られたことが、米国債相場を支えた。朝方には10年債利回りが2.84%を割り込む場面もあった。

原題:Stocks Tumble as Tech, Commodities Trigger Fears: Markets Wrap(抜粋)
Treasuries Catch Risk-Off Bid as Equities Slide; Techs, Oil Weak
Oil Sinks to 10-Week Low After Surprise U.S. Stockpile Build
Gold Rout Fuels Precious-Metals Carnage as Investors Seek Dollar

(第6段落以降を追加し、更新します.)
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