テスラ、安全保障の審査に直面か-非公開化へのサウジ資金導入で

テスラのイーロン・マスク氏

Photographer: Patrick T. Fallon/Bloomberg
Photographer: Patrick T. Fallon/Bloomberg

米電気自動車メーカー、テスラのイーロン・マスク最高経営責任者(CEO)は、サウジアラビアからの資金による株式非公開化案に対して、国家安全保障当局の承認が必要になる公算が大きい。折しも、トランプ米政権は米国の技術に対する外国からの投資に関して監督を強化している。

  トランプ大統領は今週、外資による米企業買収を審査し、場合によっては阻止する権限を拡大する法案に署名した。テスラが非公開化でサウジと合意に達した場合、同法が成立して最初の事例の一つになろう。

  同法の規定の多くは即時発効するわけではないが、同法の成立は、対米外国投資委員会(CFIUS)を通じて外資による米企業買収のチェックを厳しくする意向が米政権にあることを裏付けている。

  マスク氏は13日にブログに投稿し、サウジの政府系ファンド、パブリック・インベストメント・ファンド(PIF)が2017年の初めにテスラの非公開化に関して協議するためマスク氏に接触してきたと説明。同氏はPIFが最近、テスラ株を5%近く取得したことを確認、非公開化の「資金は確保した」と先週ツイートした理由だと説明した

  15日の米市場でテスラ株は下落、一時は前日比4.5%安となった。マスク氏の非公開化提案とそれに絡む「資金確保」表明に関し、米証券取引委員会(SEC)がテスラに召喚状を送ったとの報じられた後、売りがかさんだ。

原題:Musk Seen Facing National Security Review in a Tesla-Saudi Deal(抜粋)

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