酒類販売の米コンステレーション、加大麻業者キャノピー株を追加取得

「コロナ」ビールなど酒類販売の米コンステレーション・ブランズは、カナダでマリフアナ(大麻)を栽培加工するキャノピー・グロースの株式を50億カナダ・ドル(約4200億円)で追加取得する。米国内外でマリフアナ合法化の流れが加速することに賭けた戦略を前進させる。

  コンステレーションは15日付の発表文で、キャノピー株の持ち株比率を38%に引き上げることを明らかにし、急成長を遂げているマリフアナ産業向けで過去最大の投資だと述べた。コンステレーションは昨年、初期投資として約10%のキャノピー株を取得していた。15日のトロント市場ではキャノピーの株価が一時前日比で51.9%上昇する場面があった。一方のコンステレーションは米市場で売られ、一時9%安。

  キャノピーのブルース・リントン最高経営責任者(CEO)は決算に関する15日の電話会議で、今回の投資は「ロケット燃料」だと述べ、「当社ははるかにグローバルになる」と話した。

  カナダは10月17日をもって、嗜好(しこう)品としてのマリフアナ使用を全国的に合法化する。主要7カ国では先例がない。米国ではカリフォルニア、コロラドなどの州で嗜好品としての使用が認められており、医療目的での使用を合法化する動きは世界で広がっている。

  すでに世界の11市場で事業を展開しているキャノピーは、海外での成長を優先課題にすると述べた。

  合意に基づき、コンステレーションはキャノピーの新株を1株48.60カナダ・ドルで取得する。取得額は、トロント証券取引所での直近5営業日の出来高加重平均価格に38%、14日終値に51.2%それぞれ上乗せした水準となる。コンステレーションはこのほか、ワラント(新株予約権)も追加で受け取る。既存および新規のワラントを全て行使すれば、キャノピー持ち株比率を50%超に伸ばすことも可能になる。

原題:Corona Beer Giant Puts $3.8 Billion Bet on U.S. Love of Cannabis(抜粋)

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