米メーシーズ株が急落、5-7月の決算堅調も市場はコストを懸念

米百貨店メーシーズの5-7月(第2四半期)決算は堅調な内容となったが、市場では勢いを維持するためのコストを巡り懸念が広がっている。

  メーシーズの第2四半期の既存店売上高は市場予想に反して増加。同社はまた利益と売上高の予想を上方修正した。だが15日の米株式市場で同社の株価は急落、一時14%を超える下げとなった。これは消費者がオンラインショッピングの傾向を強める中で、従来型の小売業者に対する市場の悲観的な見方が変わっていないことを示している。

  メーシーズは買い物客を取り戻すための値引き販売を行っているほか、在庫の削減を進めている。消費者の買い物は実店舗からオンラインへの移行が進んでおり、メーシーズなど百貨店大手はこの動きへの対応に苦戦している。第2四半期は、既存店売上高は予想外に増加したものの、純売上高は1.1%減少した。

  ブルームバーグ・インテリジェンス(BI)の米小売り担当シニアアナリスト、プーナム・ゴヤル氏は「第2四半期は売上高と粗利益の点では良い内容だが、費用は若干高めだった」と分析した。

  買い物客を取り戻す戦略の一環として、メーシーズは値下げ品を主に取り扱う「バックステージ」の店舗を展開。既存の百貨店やショッピングセンターにこれまで約20店舗を開設。今年度の終わりまでにさらに100店舗設置する計画だ。

  第2四半期の既存店売上高は0.5%増。コンセンサス・メトリックスがまとめた市場予想は0.9%減だった。

  通期の利益予想は一部項目を除いたベースで1株当たり3.95-4.15ドルに上方修正。同レンジの下限は従来予想での上限だった。

  ただその一方でコストも増えている。上半期の費用は約1億ドル(約110億円)増となった。  

原題:Macy’s Dives Most in a Year as Gains Not Enough for Wall Street(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE