ECB総裁レースにも影響、次期銀行監督委員長は誰か-各国に思惑

  • ヌイ委員長の後任募集は24日に締め切られる
  • 次期委員長の出身国はECB次期総裁を出せない可能性が高い
Photographer: Alex Kraus/Bloomberg

欧州中央銀行(ECB)の単一監督メカニズム(SSM)銀行監督委員会のヌイ委員長の後任の募集が、24日に締め切られる。2019年1月1日にヌイ氏の後釜に誰が収まるかは、ECBの次期総裁選びにも少なからぬ影響を与えることになりそうだ。

  ヌイ氏はフランス出身だが、銀行監督委の次期委員長を送り出す国の出身者は、同年10月に任期が満了するドラギ総裁の後任候補から外れる可能性が高く、ユーロ圏諸国の間で重要ポストを分け合う優先権を政治家が放棄するとは考えにくい。

  職務の継続性という観点からすれば、副委員長の任期が来年2月に満了するラウテンシュレーガーECB理事が選択肢になろうが、実際に選ばれれば、次期ECB総裁レースで最有力候補であるバイトマン・ドイツ連邦銀行総裁の芽を摘むことになりかねない。

  次期委員長の最終候補者リストが24日の募集締め切り後に作成され、各国政府と欧州議会に送られる見通し。その後、ECBの政策委員会が無記名投票で選出を行う。委員長の任期は5年で、再任できない。

原題:Draghi Succession Race Set for Twist on ECB’s Bank Watchdog Pick(抜粋)

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