ユナイテッド航空を米当局が提訴、リベンジポルノで対策怠ったと主張

  • パイロットが交際していた同僚女性の性的画像をネットに投稿
  • ネット上で起きた場合でも嫌がらせから従業員守る責任-EEOC
Photographer: Ammna Mir / EyeEm/EyeEm
Photographer: Ammna Mir / EyeEm/EyeEm

米ユナイテッド航空のパイロットが10年余りにわたり、同僚の客室乗務員で交際相手だった女性の性的画像をインターネットに投稿していたことを巡り、必要な措置を怠ったとして米国の雇用機会均等委員会 (EEOC)が同社を連邦裁判所に提訴した。

  EEOCは先週提出した訴状で、ユナイテッド航空の女性客室乗務員がパイロットの行為を会社に報告したにもかかわらず、同社が対策を怠ったことで嫌がらせを放置し、とげとげしい職場環境を生んでいたと主張。一方、ユナイテッド側は発表文で、こうした状況を巡るEEOCの説明に「職場での性的嫌がらせは許していない」と反論した。

  EEOCは、ネット上で起きた場合でも嫌がらせから従業員を守る責任が会社にあると訴えている。

ユナイテッド航空を巡るリベンジポルノ訴訟についてブルームバーグのレベッカ・グリーンフィールド記者が報告

(出所:Bloomberg)

  米国人の約40%が職場の同僚と付き合った経験があり、今回のケースはこうした関係が続いている間、または別れた後に起きたことについて雇用主に法的責任が生じる可能性があることを示唆している。

  マイアミ大学のメアリー・アン・フランクス教授(法律学)は「この人物に何かをされたと訴えているだけでなく、この件について雇用主側にも措置を講じる責任があるということを伝えている」と話す。

  性的画像をネットに投稿していたのはマーク・ウーレンブロック受刑者(64)。同受刑者は「インターネットストーキング」で最終的に有罪を認め、41月の禁錮刑で現在服役中。訴状によれば、受刑者は4年間の交際中に女性の写真を合意の上だけでなく、不同意で撮影。別れた後に女性の許可なくネットに写真を10年にわたり投稿したという。

  女性は画像の投稿をやめさせるための仮処分を裁判所に申し立てたほか、金銭的な損害賠償も勝ち取ったが、女性による会社への再三の苦情にもかかわらず、ウーレンブロック受刑者は2016年に逮捕されるまで仕事を続けていた。

  リベンジポルノは米国内40州とコロンビア特別区で刑事犯罪となる。女性はEEOCにも申し立てを行っていた。

原題:Revenge-Porn Suit Says United Tolerated Pilot’s Decade of Posts(抜粋)

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