アルゼンチンが市場の混乱収拾へ追加策-通貨ペソ反発

  • 政府は一部の大豆関連製品の輸出関税引き下げを延期する
  • 13日には中銀が政策金利を5ポイント引き上げ45%に

新興国市場の混乱で痛手を受けたアルゼンチンが14日、前日に続いて対策を打ち出した。同国中央銀行は13日に緊急利上げに動き、短期国債の廃止計画を発表したが、この日は政府が歳入拡大策を表明した。

  財務省はこの日、関税引き下げや還付金を凍結し、向こう2年間で約20億ドル(約2200億円)を節減する計画を示した。この措置を市場は好感し、アルゼンチンの通貨ペソはブエノスアイレス市場の取引開始直後に2.1%高となった。

  トルコの問題が他の新興国市場でも起こりかねないとの懸念が世界に広がり、ペソが13日午前に過去最安値を更新したことを受け、アルゼンチン当局は積極的な対応に動いた。地政学的な相違はあるもののトルコとアルゼンチンはともに大幅な経常赤字と財政赤字を抱える。アルゼンチンが相次いで表明した措置は、同国が国際通貨基金(IMF)との融資合意に基づく目標を達成できるペースで確実に財政赤字を縮小することを目指すものだ。

  中銀は13日、既に世界最高水準となっていた政策金利を5ポイント引き上げて45%とした。またペソてこ入れ策として短期国債を12月までに廃止し、14日に5億ドルを売却する計画も示した。

  政府は14日、大豆ミールと石油の輸出関税引き下げを半年間先送りすると発表。一方、同国の主要商品である大豆そのものに対する輸出関税は予定通り引き下げを継続する。関税は政府にとって主要な財源。政府は輸出企業に対する還付金も66%縮小する。当局の試算によると、こうした措置で今年125億ペソ、来年には530億ペソがそれぞれ節減される。

原題:Argentina Comes Out Swinging, Helping Fuel Rebound in Peso(抜粋)

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