Photographer: BRYAN R. SMITH/AFP

米国株が反発、国債下落-トルコ不安後退

更新日時
  • 米国株は小型株中心に値上がり、タペストリーが高い-テスラ下落
  • 米国債は株高背景に下げ、10年債利回り2.90%に

14日の米株式相場は反発。トルコを巡る不安が後退し、S&P500種株価指数は5営業日ぶりに上昇した。米国債は株高を背景に下落した。

· 米国株はS&P500が5日ぶり反発、トルコ不安後退で
· 米国債は下落、10年債利回りは2.90%に上昇
· NY原油は続落、ドル続伸やクッシング在庫の増加予想で
· NY金は小反発、1オンス=1200.70ドルで終了

 
  薄商いの中で小型株で構成するラッセル2000指数は1%高となった。S&P500種の構成銘柄では、決算が好感されたタペストリー(旧コーチ)の上昇が目立った。

  S&P500種株価指数は前日比0.6%高い2839.96で終了。ダウ工業株30種平均は112.22ドル(0.5%)高の25299.92ドル、ナスダック総合指数は0.7%上げて7870.89で終えた。ニューヨーク時間午後4時52分現在、米10年債利回りは2ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇し2.90%。

  ニューヨーク原油先物市場ではウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)が続落。米国の主要な原油受け渡し拠点であるオクラホマ州クッシングで在庫が増加していると見込まれる中、ドル相場の続伸でドル建て商品の投資妙味が低下した。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物9月限は16セント(0.2%)安い1バレル=67.04ドルで終了。ロンドンICEの北海ブレント10月限は15セント安の72.46ドルで終えた。

  ニューヨーク金先物相場は小反発。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物12月限は0.2%高の1オンス=1200.70ドルで終了。キトコ・メタルズの世界トレーディングディレクター、ピーター・ハグ氏は「商品市場には引き続き下向きの圧力がかかっている」とリポートで指摘。「金が強気のモメンタムをいくらか取り戻すためには、1202ドル台の回復が必要だ」と述べた。

  トルコ資産の下落に歯止めがかかったこの日、米国株はアジア市場の流れを受けて値上がり。米国との外交上の対立が続く中でも、トルコ・リラや主要株価指数が反発した。

  インディペンデント・アドバイザー・アライアンスの最高投資責任者(CIO)、クリス・ザッカレリ氏は14日付のリポートで「スペイン、フランス、イタリアの銀行は合計1400億ドル近い対トルコ融資があるが、現時点で悪影響が波及する兆しはないと見え、懸念することはほとんどないようだ」と指摘。「ただ、こういった状況は急旋回することもある」とした。

  テスラの株価は下落。イーロン・マスク最高経営責任者が株式非公開化に関しツイートした時点では、ゴールドマン・サックス・グループはアドバイザーとしてテスラに正式起用されていなかった、と報じられた。

原題:Small-Caps Push Stocks Higher as Turkey Fears Wane: Markets Wrap(抜粋)
Treasuries Drift Lower as Turkey Risk Recedes, Supporting Stocks
Crude Oil Drops as Stronger Dollar Discourages Some Investors
Gold Rout Shakes ETFs, Miners Index as Investors Lose Patience

(第6段落以降を追加し、更新します.)
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