きょうの国内市況(8月14日):株式、債券、為替市場

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●日本株は大幅反発、トルコ問題の過度な警戒後退-全業種高い

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  東京株式相場は5営業日ぶりに大幅に反発。トルコの金融システム強化に向けた取り組みなどを受けて、前日に対米ドルで最安値を付けたトルコの通貨リラの下げが一服。リスク回避の円買いが小休止して電機など輸出関連や通信中心に幅広い業種が買われた。

  TOPIXの終値は前日比27.45ポイント(1.6%)高の1710.95、日経平均株価は同498円65銭(2.3%)高の2万2356円08銭。両指数とも3月27日以来4カ月半ぶり上昇率。

  しんきんアセットマネジメント投信の藤原直樹運用部長は、トルコ問題による欧州金融機関への影響が懸念され前日の日本株は大幅安となったものの、「トルコへのエクスポージャーが大きいスペインでも5%未満。欧州中央銀行による数次のストレステストもあり欧州の銀行の経営不安は不要」と指摘。「トルコ・ショックをあおって日本株を売り込んだ向きが手じまった」と話した。

  東証1部33業種の上昇率上位は倉庫・運輸関連、精密機器、情報・通信、陸運、電気・ガス、不動産。売買代金上位では4-6月期営業利益が前年同期比4.2倍となったブイ・テクノロジー、利益が市場予想を上回った光通信、SMBC日興証券が目標株価を上げたソフトバンクグループが上昇。三菱UFJモルガン・スタンレー証券が業績予想を減額したスタートトゥデイ、みずほ証券が投資判断を下げたコカ・コーラボトラーズジャパンホールディングスは下落。

  東証1部の売買高は12億624万株、売買代金は2兆533億円。値上がり銘柄数は1795、値下がりは264。

●債券は下落、リスク回避一服で売り圧力-高値警戒感も重し

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  債券相場は下落。国内株式相場の大幅反発や外国為替市場で円安が進行するなどトルコ情勢を巡る先行き不透明感を背景としたリスク回避の動きに一服感が出たことで、売り圧力が掛かった。

  現物債市場で長期金利の指標となる新発10年物国債の351回債利回りは、日本相互証券が公表した前日午後3時時点の参照値より0.5ベーシスポイント(bp)高い0.10%で取引を開始。日経平均株価が上昇幅を拡大して引けると、2営業日ぶりの水準となる0.105%まで切り上げた。

  メリルリンチ日本証券の大崎秀一チーフ金利ストラテジストは、「トルコ問題に関してはリスクがすぐなくなる感じではない。しばらくは様子を見る必要があるが、特に新規材料がなかった」とし、昨日買われた反動が出たと説明した。

  長期国債先物市場で中心限月9月物は前日比4銭安の150円34銭で取引を開始。一時は150円25銭まで下落し、結局は8銭安の150円30銭で引けた。

●ドル・円は上昇、トルコ巡る混乱一服受け一時111円台回復

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  東京外国為替市場のドル・円相場は上昇。トルコ中央銀行が前日に発表した金融システムの安定化措置を受けて、トルコ・リラ急落に端を発したリスク回避の動きが一服していることが支えとなった。

  ドル・円相場は午後3時21分現在、前日比0.2%高の1ドル=110円96銭。前日の米株安を受けて朝方に110円59銭まで下押す場面が見られたものの、日本株が大幅高となる中、午後には一時111円ちょうどまで反発した。

  NBCフィナンシャル・マーケッツ・アジアのディレクター、デービッド・ルー氏(香港在勤)は、ドル・円について「米株安を受けた日本株下落への期待から売りが先行したものの、日本株の上昇を受けて反発した」と説明。ただ、「昨日の対処療法で先週からのリラ急落が鎮静化したが、トルコがインフレや経常赤字、さらに対米関係などで根本的な問題解決の方向性を示さない限り、本腰を入れたリスクセンチメントの回復は難しい」としている。

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