トルコ危機受けた新興市場資産売り、どう乗り切るか-投資家の見方

  • モルガン・スタンレーは対円での南ア・ランドのショート推奨
  • 新興国市場には多くの「好機」がある-アシュモア

Photographer: Ismail Ferdous/ Bloomberg

新興市場資産はトルコ危機で打撃を受け、株や債券が年初来安値近くに下落している。この痛みを乗り切るためにトレーダーらは態勢を整えている。

  トルコ資産の下落を受け、新興市場の資産は13日に値下がり。米国とロシアや中国など他の大国との間の緊張を背景に既に脆弱(ぜいじゃく)な状況に、トルコ危機が追い打ちをかけた。割安な資産が既に現れていると指摘する投資家がいる一方で、株や債券を売却し資産を現金で持つのが最善策だとみている投資家もいる。

アナリストや投資家の見方は以下の通り:

  • アバディーン・スタンダード・インベストメンツの資産運用者ケビン・デイリー氏:
    • 同社は13日、保有する新興市場資産の一部を売却し現金ポジションを高めた
    • トルコ危機がすぐに終わる兆しはほとんど見られず、新興市場全体がさらなる痛みに見舞われることがあり得る
  • AMPキャピタル・インベスターズのダイナミック市場責任者ネーダー・ナエイミ氏:
    • AMPは市場混乱時の逃避先である円、ドル、スイス・フランへのエクスポージャーを拡大
    • ロシア・ルーブル、インドネシア・ルピア、フィリピン・ペソをショート(売り持ち)にしている。「市場メルトダウンのリスクは高い」と説明
  • アシュモアの調査責任者ジャン・デーン氏:
    • 相場下落を受け、新興国市場には「好機がたくさんある」
    • トルコ資産は恐らくまだ底打ちしていないが、他の市場で株や債券、通貨を買う時だ
  • モルガン・スタンレーの為替戦略グローバル責任者ハンス・レデカー氏:
    • 投資家は南ア・ランドを対円でショートにし、円の1ランド=7.67円から7.1円への8%上昇を目標にすべきだ

原題:Riding the Selloff: How EM Investors Are Playing Turkey’s Crisis(抜粋)

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