イタリアや周辺国を投機から保護せよ-ECBに伊予算委員長が訴え

  • イタリアなどはQE後に市場に翻弄されることになるとボルギ氏
  • ECBの保証がなければユーロシステムは崩壊しかねないと主張

欧州中央銀行(ECB)は、ユーロシステム全体の崩壊を避けるため、全てのユーロ圏諸国が発行する国債にシールド(保護)を提供し続けなければならないとイタリア下院の予算委員会のクラウディオ・ボルギ委員長が訴えた。

  右派政党「同盟」に属し、欧州懐疑派で知られるボルギ委員長は13日のインタビューで、ECBの保護がないまま「市場に翻弄(ほんろう)された状態では、システムは存続できない」と発言。「今は量的緩和(QE)が部分的に残るシステムが存在してはいるが、これが段階的に縮小されつつあり、近く終わることは周知の事実だ」と語った。

  イタリアの10年国債利回りは13日の取引を3.1%で終了し、6月の連立政権発足以降の最高水準に近づいた。ドイツ国債に対するスプレッド(利回り格差)は279ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)に達した。今年1-6月(上期)の多くの期間で150bpを下回っていた。

  ボルギ氏は、ユーロ圏周辺国への保証を求めるECBへの今回の要求に先立ち、スペインなど他の周辺国が発行する国債もドイツ国債に対するスプレッドが拡大しつつあるとツイート。ユーロシステムに言及し、ECBの保証が提供されなければ、全てが崩壊することになるだろうと同氏は主張した。

原題:ECB Must Shield Periphery From Speculation, Italy’s Borghi Says
(抜粋)

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