【米国株・国債・商品】株が続落、トルコ巡る懸念で-商品も安い

更新日時
  • 米国債は午後に落ち着く、米10年債利回りは2.88%
  • 新興国資産や商品に幅広い売り、原油と金にはドル高も逆風に

13日の米株式相場は続落。ただトルコ金融市場混乱の波及は、総じて新興国市場内にとどまった。ドル高を背景に、原油から金属まで幅広い商品売りが見られた。米国債は朝方に不安定な値動きとなったが、午後は狭い値動きに終始した。

· 米国株は続落、トルコの金融市場混乱を懸念-S&P500は4日続落
· 米国債はまちまち、10年債利回りは午後に落ち着き2.88%
· NY原油は反落、ドル上昇が重し-トルコ情勢で需要懸念も
· NY金は続落、1オンス=1200ドル割れ-ドル高逆風に

  S&P500種株価指数は4営業日続落。エネルギーや素材、金融などの軟調で、ここ5カ月で最も長い下落局面となった。トルコ・リラは対ドルで4営業日続落。幅広い新興国株式と通貨が大幅安となった。

  S&P500種は前週末比0.4%安い2821.93で終了。ダウ工業株30種平均は125.44ドル(0.5%)安の25187.70ドル、ナスダック総合指数は0.3%下げて7819.71で終えた。ニューヨーク時間午後4時56分現在、米10年債利回りは1ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇し2.88%。

  ニューヨーク原油先物市場ではウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)が反落。トルコ金融市場の混乱やドルの上昇を受けて、世界の石油需要に対する不安が高まった。みずほセキュリティーズUSAの先物部門ディレクター、ボブ・ヨーガー氏は、「ドル高が背景だ。この逆相関がまず原油への圧力になっている」と述べた。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物9月限は43セント(0.6%)安い1バレル=67.20ドルで終了。ロンドンICEの北海ブレント10月限は20セント安の72.61ドルで終えた。

  ニューヨーク金先物相場は続落。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物12月限は1.7%安の1オンス=1198.90ドルと1200ドルを割り込んで終了。引けベースで2017年1月以来の安値で、日中の下げ幅としては6月半ば以降で最大。安全資産と見なされる円やドルに資産を移動させる動きが高まったが、ドル上昇により投資妙味が薄れる金は逃避先として選ばれなかった。

  ルートホールドの最高投資ストラテジスト、ジム・ポールセン氏はこの日の株式市場について、「朝方の上げが失われたことで、トルコのリスクがまだ拡大し続けており、大きなイベントになるのではとの懸念が広がった」と指摘。「波及リスクがこの日の主な相場材料だ」と語った。

  米国債イールドカーブ(利回り曲線)はスティープ化。利回り差は5年債と30年債、また10年債と30年債の双方で拡大した。

原題:U.S. Stocks Fall, Dollar Gains Amid Turkey Fears: Markets Wrap(抜粋)
USTs Mixed, Long-End Lags as Risk-Off Bid Fades; Futures Active
Oil Dips as Dollar Rises, Turkish Tumult Elevates Demand Concern
No Safe Haven in Gold as Prices Sink to Lowest Since Early 2017

(第6段落以降を追加し、更新します.)
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