トルコ危機が南アとメキシコに波及-インドとインドネシアも免れず

  • ランドは一時9.4%安と08年10月以来の大幅な下げ、ペソは一時2.3%
  • インド・ルピーは過去最安値を更新、インドネシア・ルピアは0.9%

南アフリカ共和国の通貨ランドは13日、対ドルで2008年以来の大幅下落となった。トルコの金融危機が新興市場資産への需要をしぼませ、メキシコ・ペソも安くなった。

エルドアン大統領

フォトグラファー:Arif Akdogan / Bloomberg

  トルコのエルドアン大統領が米国との対決姿勢を崩そうとしない中で、通貨リラは4営業日続落。同国が完全な金融危機に陥ることを懸念し、トレーダーらは新興市場の債券を売っている。

  JPモルガン・アセット・マネジメントのグローバル市場ストラテジスト、ケリー・クレイグ氏は「市場は既に神経質になっているので、リラ安は短期的に新興市場資産のボラティリティーを高め投資家センチメントを悪化させる可能性がある」と指摘した。ただ、「ドル安の理由はトルコに固有のものなので、長期的には他の新興市場のポジティブなファンダメンタルズを脱線させることはない」と付け加えた。

  日本時間午後0時55分現在、ランドは4%安の1ドル=14.6617ランド。一時は9.4%安と08年10月以来の大幅な下げとなっていた。ペソは一時2.3%安と17年1月以来の日中下落率。

  アジア新興市場もより小幅ではあるが影響を免れず、インド・ルピーは過去最安値を更新。インドネシア・ルピアは0.9%下げた。

原題:Turkish Contagion Infects Rand With Steepest Plunge Since 2008(抜粋)

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