メイ英首相は修正離脱案を検討、EUルールをより長期間維持

  • 同計画は与党・保守党内のEU懐疑派の反発を呼ぶ恐れ
  • 英国とEUの離脱巡る協議は16日に再開する

メイ英首相

Photographer: Andy Rain/Pool via Bloomberg
Photographer: Andy Rain/Pool via Bloomberg

メイ英首相は、同国が欧州連合(EU)離脱後もEUの主要ルールをより長期間維持する計画を策定している。離脱交渉の行き詰まりを打開するためだが、同計画は与党・保守党内のEU懐疑派の反発を呼ぶ恐れがある。

  事情に詳しい複数の関係者によれば、英国は秩序立った離脱への最大の障害となっているアイルランド国境問題で、税関や入国管理などのハードボーダー(物理的壁)が作られないようにするための選択肢を検討している。当局者1人によると、1つの案は、2019年3月29日の離脱から20年末までのいわゆる移行期間の大部分を実質的に延長するというものだという。

  アイルランド国境問題でのこう着状態の打開を図り、英国の交渉担当者らは、同国がEU関税制度を21年末まで維持する暫定的な税関措置を既に提案している。さらにメイ政権当局者らは、スムーズな貿易の流れを確保してアイルランド国境に検問所や警察を配備する必要がないよう、重要分野のEUの単一市場規制を維持する案を検討している。

  離脱合意の期限である10月が迫る中、英国とEUの協議は16日に再開する。EUの首席交渉官、ミシェル・バルニエ氏はアイルランド問題での新たな提案を排除しない考えを示している。  

原題:May Is Said to Weigh Brexit Fix that Keeps EU Rules for Longer(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE