米モンサントに2.89億ドルの賠償命令、除草剤の発がん性問題で評決

Photographer: Jasper Juinen/ Bloomberg

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種子開発最大手、米モンサントの除草剤「ラウンドアップ」の使用ががん発症につながったとして、利用者が同社を提訴した件で、米カリフォルニア州の裁判所は10日、モンサントに2億8900万ドル(約320億円)の支払いを命じる評決を下した。ラウンドアップの発がん性を巡る司法判断が示されたのは今回が初めて。

  モンサントを相手取り訴えを起こしたのは、学校でグラウンドの管理人を務めていたリー・ジョンソン氏。サンフランシスコの州裁判所で陪審員は3日間にわたり評議を行った。ラウンドアップを巡る訴訟は数千件に上り、今回の評決が今後の判例となる。

  ジョンソン氏は損害賠償として4億1200万ドルを求めていた。陪審員はモンサントがラウンドアップのリスク喚起を怠ったなどとして、ジョンソンさんへの損害賠償として3900万ドル、同社に対する懲罰的賠償として2億5000万ドルを支払うよう裁定した。モンサントは上訴する意向を明らかにしている。

原題:Monsanto Loses $289 Million Verdict in Roundup Cancer Trial (2)(抜粋)

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