イタリア債下落、リラ急落の銀行への影響懸念ー独・米国債は値上がり

10日の金融市場で、米国債と大半の欧州債は値上がり。トルコ・リラ急落を受けて安全資産である国債への資金逃避が起こった。ただイタリア国債相場は下落。欧州中央銀行(ECB)がイタリアの銀行、ウニクレディトのトルコリスクを懸念していると報じられたことが響いた。

  ドイツ10年物国債の利回りは3週間ぶりの低水準。イタリア国債とのスプレッドは3日以来の大きさに達した。トルコの対米関係悪化とインフレ加速への懸念からリラはこの日、過去最安値を更新した。イタリア債は、2019年の財政赤字が欧州連合(EU)の規則が定める上限の3%未満になるだろうとの報道を受けて値下がり幅を縮めた。

  イタリア10年債利回りは一時6ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇の2.96%、2年債利回りは一時14bp上昇し1.14%。ドイツ10年債利回りは4bp低下の0.34%、米10年債利回りは一時2.89%まで低下した。

原題:Bunds, Treasuries Rally While Italy Debt Drops on Lira Rout Woes(抜粋)

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