【米国株・国債・商品】株大幅安、トルコ経済危機が深刻化

更新日時
  • 欧州や新興市場の株価指数、多くが1%を超える下げ
  • 米政権、トルコ製の鉄鋼とアルミニウムに賦課する関税率を倍に

10日の米株式相場は大幅安。トルコの経済危機が深刻化し、世界的な株安となった。

  • 米国株は大幅安、トルコ経済危機の悪化で世界的な株安に
  • 米国債は上昇、10年債利回りは2.87%
  • NY原油は反発、トルコ金融情勢の悪化で
  • NY金は小幅続落、1オンス=1219.00ドルで終了
  •   S&P500種株価指数は薄商いの中を下落。最近は日中取引ベースの最高値が視野に入る場面もあった。米国がトルコに外交的な攻撃を強め、トルコの経済危機が強まったため、欧州や新興市場の株価指数の多くが1%を超える下げとなった。

      米10年債利回りはトルコ危機を背景に逃避目的の買いが入り2.9%を下回った。

      S&P500種株価指数が前日比0.7%安い2833.28で終了。ダウ工業株30種平均は196.09ドル(0.8%)安の25313.14ドルで終えた。ナスダック総合指数は0.7%下げて7839.11。午後5時現在、10年債利回りは5ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下の2.87%。

      ニューヨーク原油先物市場ではウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)が反発。トルコが全面的な金融メルトダウンに近づいたことから買いが膨らんだ。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物9月限は82セント(1.2%)高い1バレル=67.63ドルで終了。週間では1.3%下落し、2015年以降で最長の6週連続安となった。ロンドンICEの北海ブレント10月限は前日比74セント高の72.81ドルで終えた。

      ニューヨーク金先物相場は小幅続落。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物12月限は0.1%安い1オンス=1219.00ドルで終了した。

      今週は米国と他国との地政学的な緊張が市場の地合いを左右した。トルコのエルドアン大統領が演説したが、トルコの危機が他国にも広がるとの懸念を鎮めることはほとんどできなかった。トランプ米政権がトルコ製の鉄鋼とアルミニウムに賦課する関税率を倍に引き上げたため、事態がさらに悪化した。

    原題:U.S. Stocks Drop, Dollar Gains Amid Turkey Crisis: Markets Wrap(抜粋)
    Crude Posts Sixth Weekly Drop as Trade War Threatens Demand
    Gold Puts Up a Fight as Selloff Slows Near Key $1,200 Level

    (最終パラを追加し、更新します.)
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